お歳暮とお中元、どう違う?贈るタイミングと地域差まとめ

「お歳暮」と「お中元」、どちらも感謝の気持ちを込めて贈る日本の伝統的な贈答習慣ですが、実は意味や贈る時期、地域による違いがあります。
なんとなく「年に2回のギフト」として贈っている方も多いですが、それぞれの由来やマナーを知ると、より丁寧に相手に気持ちを伝えることができます。
この記事では、「お歳暮」と「お中元」の違いをわかりやすく解説し、どちらを贈ればよいのか、また地域差や贈るタイミングについても詳しく紹介します。


お歳暮とは?

お歳暮(おせいぼ)とは、1年間お世話になった人に感謝の気持ちを伝えるために、年末に贈る贈り物です。
年の締めくくりに「今年もありがとうございました」「来年もよろしくお願いします」という意味を込めて、家族・親戚・上司・取引先などに贈るのが一般的です。
もともとは、お正月にご先祖様へお供えする品を親元へ届ける風習が起源。
それが時代とともに、お世話になった人への年末の挨拶として定着しました。

  • 関東:12月初旬〜12月20日頃
  • 関西:12月10日〜12月25日頃

12月20日頃までに届くようにするのがマナーです。


お中元とは?

お中元(おちゅうげん)は、上半期にお世話になった人へ感謝の気持ちを伝えるための夏の贈り物です。
中国の「三元」という行事のひとつ「中元節(旧暦7月15日)」が起源とされ、日本に伝わってからは先祖供養と感謝の贈り物が結びつきました。
現在では、半年の区切りとして「前半のお礼」を伝える意味で贈られています。

  • 関東:7月初旬〜7月15日頃
  • 関西:7月15日〜8月15日頃

お歳暮よりも地域による時期の違いが大きく、特に関西では「旧盆(8月15日)」に合わせて贈るケースもあります。


お歳暮とお中元の違いまとめ

項目 お中元 お歳暮
贈る時期 7月上旬〜7月15日頃(関西は8月中旬まで) 12月上旬〜12月20日頃
意味 上半期(前半)の感謝を伝える 1年間の感謝と年末の挨拶
のし 紅白蝶結び・「御中元」 紅白蝶結び・「御歳暮」
贈る相手 上司・親・取引先など 上司・親・取引先など
相場 3,000〜5,000円程度 3,000〜5,000円程度(特別な方は1万円前後)
起源 中国の中元節(旧暦7月15日) 日本の歳暮回り・年越し供養
贈る目的 半年間のお礼 一年間のお礼と新年の挨拶

両方とも「感謝を伝える贈り物」である点は共通していますが、贈るタイミングと意味する期間が違うのがポイントです。


お中元とお歳暮、どちらを贈ればいい?

① 初めて贈る場合

最初は「お中元」または「お歳暮」のどちらか一方から始めましょう。
いきなり年2回贈ると、相手に負担をかけてしまうこともあるため、まずは1回で「感謝の気持ちを伝える」ことを優先します。

② 長くお世話になっている方には両方

日常的に支えてもらっている上司や取引先、恩師などには、上半期と下半期で感謝を伝える「お中元+お歳暮」の組み合わせが理想です。
ただし、どちらも高額すぎないように注意し、お中元よりお歳暮を少し高めにするのが一般的です。

③ どちらか一方にするなら「お歳暮」

迷ったら、「お歳暮」だけにするのが無難です。
年の締めくくりに「一年間ありがとうございました」と伝えるのが自然で、一度だけでも丁寧な印象を与えます。


地域による時期の違い

地域 お中元の時期 お歳暮の時期
北海道 7月15日〜8月15日 12月10日〜12月20日
東北・関東 7月1日〜7月15日 12月1日〜12月20日
北陸 7月15日〜8月15日 12月10日〜12月20日
東海・関西 7月15日〜8月15日 12月10日〜12月25日
九州 8月1日〜8月15日 12月10日〜12月25日
沖縄 8月中旬頃 12月15日〜12月25日

このように、地域や風習によって時期がずれるため、贈る相手の住んでいる地域に合わせて発送日を調整するのがマナーです。


のしの違いと書き方

贈り物 表書き(上段) 名前(下段)
お中元 御中元 贈り主の名前
お歳暮 御歳暮 贈り主の名前

どちらも日頃の感謝を伝える行為なので、派手すぎない上品なデザインののし紙を選ぶと印象が良くなります。

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まとめ

お歳暮とお中元の違いは、「贈る時期」と「意味する期間」にあります。

  • お中元:上半期のお礼(7月頃)
  • お歳暮:一年の締めくくりのお礼(12月頃)

どちらを贈るか迷ったときは、まず「お歳暮」から始めてみましょう。
関係が深まったら、お中元とお歳暮の両方で感謝を伝えるのも素敵です。
贈り物はモノだけでなく、「心を届ける行為」。
季節のご挨拶を通じて、相手との信頼関係をより深めていきましょう。